「あやべ水無月まつり」は、明治末期に先祖を供養するために川に灯篭を流すことから始まったとされています。
毎年約4万人の観光客が訪れる綾部の夏の主要なイベントで、市内で最も大規模な祭りとなっています。
綾部太鼓の奉納演奏が熊野新宮神社で行われることで、祭りが開始されます。
昼間は太鼓の山車が市街を巡行し、夕方には「万灯流し」として1万個の灯篭が川に流され、夏の情緒を高めます。
午後8時からは由良川の中州から約4,000発の花火が打ち上げられ、祭りは最高潮に達します。
花火の直前および直後には、高知県のよさこい踊りの要素を取り入れた「あやべ良さ来い踊り」が披露されます。
あやべ水無月まつり花火大会2024いつ?時間や場所など基本情報
京都府綾部市で行われる「あやべ水無月まつり」は、古くからその起源を農耕祭に持ち、地域の豊作を祈願して始められました。
「水無月」という名前は6月を指し、この月の晴れた天気を願うのが祭りの一つの特色です。
また、明治時代には祖先の魂を慰めるために川に灯籠を流す習慣が加わり、その伝統は今日に至るまで続いています。
祭りの日には、なんと1万個もの灯籠が川を流れる壮観を見ることができます。
高知県の伝統的な「よさこい祭り」を地元綾部市のスタイルにアレンジした「あやべ良さ来い」は、あやべ水無月まつりの中でも特に見逃せないイベントです。
このイベントでは、350年の歴史を誇る「綾部踊り」の要素が取り入れられており、そのリズミカルな踊りと音楽が観客を魅了します。
また、川辺に静かに流れる灯篭は、その優しい灯りが夏の暑さを和らげ、涼やかな雰囲気を演出します。
川のせせらぎを背景に、この情緒あふれる光景を楽しむことで、心が癒される瞬間を体験してみてください。
由良川の岸辺から打ち上げられる花火は、その規模と迫力で観客を圧倒します。この迫力ある音と大きさを体感することができる、圧巻のシーンです。
【開催日】
2024年7月27日(土)
【場所】
由良川河畔
京都府綾部市川糸町北下市場
【スケジュール】
16:00~ あやべ良さ来い
19:30~ 献燈神事 / 由良川河畔
19:30~ 万灯流し / 由良川
20:00~20:40(予定) 花火打上 / 由良川河畔
あやべ水無月まつり花火大会2024屋台など露店の出店ある?
2024年のあやべ水無月まつりでの屋台に関する具体的な詳細はまだ不明ですが、通常、屋台は午後3時頃から出始めるとされています。
出店する場所は、熊野新宮神社の周辺に集中しています。
これまでの祭りでは、たこ焼きや焼きそばのような屋台の定番料理から、りんご飴やかき氷といったデザート類まで、多種多様な食べ物が販売されてきました。
また、食べ物以外の楽しみとしては、金魚すくいや射的、くじ引きなどの遊びも提供され、幅広い年齢層に楽しんでもらえる内容となっています。
今年はどのような屋台や露店が設けられるのか、その発表が待たれます。
あやべ水無月まつり花火大会2024アクセス(行き方)
【場所】
由良川河畔
【電車】
JR山陰線 綾部駅から徒歩約10分
【車】
舞鶴若狭 の綾部ICから府道77号線経由で約5分
あやべ水無月まつり花火大会2024駐車場
予約制の有料駐車場が1か所、無料駐車場が7か所設けられ、合計1180台の駐車が可能。
有料駐車場が第2市民グラウンド、無料駐車場が由良川花庭園駐車場・グンゼ駐車場など。
利用時間は17:00~22:00、一部駐車場では14:00~と15:00~利用が可能。
有料駐車場は15:00~入庫可能。
あやべ水無月まつり花火大会2024交通規制
15:00~は順次交通規制が敷かれ、周辺の道路は歩行者専用道路となります。
あやべ水無月まつり花火大会2024万灯流しや打ち上げ花火など見どころ
あやべ水無月まつりの見どころの一つが、由良川に流される幻想的な灯篭による「万灯流し」です。
この風情ある行事は、明治時代末期に先祖を供養するために灯篭を川に流すことから始まりました。
その当時、地元の並松町で遊船を楽しんでいた住民たちが、祭りをより盛大にするために灯籠流しを推進しました。
今日では、平和を願う目的でこの伝統が受け継がれており、和紙で作られたカラフルな灯篭が由良川を照らし、1万個もの灯篭が夏の涼を提供します。
この万灯流しの後に続くのは、約4000発の花火が夜空に打ち上げられる壮大な花火大会です。
スターマインが中心となり、真っ黒な夜空に花火が華やかに開花し、その轟音が綾部盆地に広がります。
感動的なナイアガラの演出や、川面に映る花火の美しさは、観る人々を魅了します。
あやべ水無月まつり花火大会2024まとめ
「あやべ水無月まつり」は、明治末期に先祖を供養するために川へ灯篭を流したことから始まりました。
この祭りは、毎年多くの観光客が訪れる市内で最も大きなイベントの一つとなっています。
祭りは「あやべ良さ来い踊り」と「万灯流し」の行事を経て、由良川の河岸から打ち上げられる約4000発の花火でクライマックスを迎えます。
「万灯流し」では、灯篭が川を流れる光景が夏の情緒を演出し、夜空には綾部の夏を彩る壮大な花火が上がります。
花火の打ち上げ前には、高知県のよさこい踊りのスタイルを取り入れた「あやべ良さ来い踊り」が披露され、祭りの盛り上がりをさらに高めます。