東海道沿いの有松地区における有松鳴海絞りとその長い歴史を共に歩んできた職人たちがいます。この伝統技術を東海道の風景の中で展示します。
絞り製品の販売だけでなく、「絞り×祭り×街並み」という日本遺産の要素を活かした参加型のプログラムも実施される予定です。
このイベントは、あらゆる年齢層と多様な背景を持つ参加者にものづくり文化を体験できる機会を提供します。
この特別な機会に、有松を訪れて独自の文化と伝統を体感してみてください。
有松絞りまつり2024いつ?時間や場所など基本情報
有松絞りまつり2024開催概要は以下となります。
【開催期間】
2024年6月1日(土曜日)・6月2日(日曜日)
【時間】
午前9時00分~午後5時00分
【場所】
有松東海道一円
愛知県名古屋市緑区有松
有松絞りまつり2024屋台など露店の出店ある?アリマツーケットも
有松絞りまつりでは、アリマツーケットと称される体験型マーケットも同時に開催されます。
このマーケットはものづくり文化に焦点を当て、クリエイターや飲食店が屋台を出して参加します。イベントは有松天満社周辺で展開されます。
様々な飲食店が出店するため、次第にそれぞれをご紹介していく予定です。
例えば、「名古屋チーズ工房HAKU」では、地元愛知県のチーズが販売され、コンテストで受賞したチーズも取り揃えられます。
また、「白枦」という店では、自然派ワインとコーヒーを提供し、当日はコーヒーと焼き菓子が売られる予定です。
タイ料理の「モーニンググローリー」では、100%果汁のフルーツジュースやタイ紅茶を使ったスイーツなど、魅力的なアジアンフードが楽しめます。
さまざまな飲食店が集まるので、食の楽しみも大いに期待できるでしょう。
有松絞りまつり2024花魁体験に浴衣着付けやパレードなどイベント内容
今年の有松絞りまつりでは、多彩なイベントが予定されていますが、特に目を引くのは「有松花魁体験」です。
この体験では、本格的な花魁装束に身を包み、日本遺産にも指定されている歴史的な有松東海道を歩くことができます。
変身後は、その衣装で街の風情とお祭りの雰囲気を楽しむことが可能です。
本格的な変身にはこだわりがあり、京都のおかむら提供の本物の花魁衣装を体験することができます。
ただし、花魁体験にはいくつかの条件があります。
和装に適した体力が必要で、参加できるのは女性は55歳まで、男性は50歳までです。
花魁以外にも、浴衣の着付け体験があり、親子や友人同士での参加も歓迎されており、記念に最適です。
着付けだけであれば、参加費は1,000円です。
また、絞り技法で作られた浴衣や製品を身に着けた人々が参加するパレードも開催され、地域の音楽部による演奏とともに旧東海道を行進します。
これまでにも小さな子供たちが参加し、愛らしい姿を見せています。
その他にも、信長路史跡ツアー、雪花絞りの体験、山車の装飾やアートクラフトフェアなど、さまざまなプログラムが予定されており、子どもから大人まで楽しめる祭りとなっています。
有松絞りまつり2024アクセス
【場所】
有松東海道一円
愛知県名古屋市緑区有松
【電車】
名鉄「有松駅」で下車し、そこから徒歩で約5分
【車】
名古屋第二環状自動車道「有松IC」から、約1分
有松絞りまつり2024駐車場
専用駐車場は用意されていません。出来るだけ、公共交通機関の利用をオススメします。
有松絞りまつりの歴史
有松絞りは、尾張藩によって特産品として保護され、竹田庄九郎を御用商人に任命したことから始まる歴史があります。
昔、旅行者がお土産として手拭いや浴衣を購入し、これが街道沿いの代表的な名産品として知られるようになりました。
その繁栄は、浮世絵に描かれるほどでした。
この地域の街並みは、200年以上の歴史を持ち、古い日本建築の美しさを今に伝える貴重な文化財です。
「有松絞り」とは、愛知県名古屋市有松町で製作される木綿絞り技法の総称で、多彩な模様が特徴的で美しい製品が多数あります。
現在のお祭りは1984年から続いており、毎年10万人以上が訪れる大規模なイベントです。
2024年には、絞り製品の販売のみならず、「絞り×まつり×街並み」という日本遺産有松の要素を活かした多彩なプログラムが企画されています。
これにより、多様な年齢層の参加者がものづくり文化を体験しに来ることが期待されています。
有松絞りまつり2024まとめ
2024年に節目の第40回を迎える有松絞りまつりでは、鯱の大祭典との関連で名古屋グランパスの新エンブレムを有松絞り技法で表現したフラッグをはじめ、過去40年間の有松絞りまつりで作られた様々なアーカイブを展示予定です。
歩いて楽しめるこの祭りは、これからも多様な世代に愛される有松絞りを目指しています。
地元で育まれたものづくり文化を体験できるイベントとして、訪れるすべての人に新しい発見と楽しみを提供することを目的としています。