1967年に市民が一丸となって開始した一株寄付運動により誕生した「笠間つつじまつり」は、2024年に53回目を迎えます。
標高143メートルに位置する広い園内では、約7万平方メートルにわたって霧島や久留米、琉球などの多種多様なツツジが約8500株も植えられています。
この山々は、春には赤やピンク、白の花々で華やかに飾られ、訪れる人々に息をのむような景色を提供します。
フェスティバル期間中には、モミの木を使用したツリークライミングや、伝統芸能である猿まわし、笠間の茶道体験など、さまざまな楽しいイベントが子どもから大人まで楽しめるように用意されています。
特におすすめの見どころは、笠間つつじ公園の山頂広場にある展望台からです。
ここからは、山全体が真っ赤な絨毯のように見える壮大な光景を一望できます。
笠間つつじ公園2024開花状況や見頃の時期いつ?
笠間つつじ公園でのツツジの花の見頃については、通常4月中旬から5月中旬にかけてですが、2024年の状況としては、4月中旬には部分的に開花しており、満開の時期は4月下旬から5月中旬になる見込みです。
また、2024年の笠間つつじ公園のツツジの開花状況は、笠間つつじまつりの公式サイトで毎日更新されており、映像付きで情報が提供されています。
訪問前に最新の情報をチェックすることをお勧めします。
具体的に、2024年4月15日の時点でツツジは部分的にしか咲いていない状態です。
笠間つつじまつりの公式サイトでも最新の開花状況が確認できます。
笠間つつじまつり2024いつ?時間や場所など基本情報
笠間つつじまつり2024の開催概要は以下となります。
【開催期間】
2024年4月13日(土)~5月6日(月・祝)
【時間】
8:00~18:00
【場所】
笠間つつじ公園
〒309-1611 茨城県笠間市笠間616-7
笠間つつじまつり2024料金はいくら?
見頃によって料金が違います。
●一分咲き
無料
●3~5分咲き
300円
●見頃
500円
笠間つつじまつり2024イベント内容
笠間つつじまつり2024では、イベントが盛りだくさんです。
●笠間茶道会 「呈茶席」
4月13日(土)・4月27日(土)・5月4日(土)10:00~14:00
●石岡い組囃子
4月14日(日)10:00~14:00
●水戸太鼓保存会
4月20日(土)11:00~11:30 13:30~14:00
●創作和太鼓集団みのり太鼓
4月21日(日)11:00~11:30 13:30~14:00
●友部囃子仲南会
4月27日(土)11:00~11:30 13:30~14:00
●岩間地方囃子保存会 八幡囃子
4月28日(日)11:00~11:30 13:30~14:00
●笠間稲荷囃子保存会
4月29日(月・祝)11:00~11:30 13:30~14:00
●近森稲荷お囃子会
5月3日(金・祝)11:00~11:30 13:30~14:00
●ツリークライミング
5月3日(金・祝)~5月5日(日)10:00~15:00
●日本伝統芸能猿まわし
4月20日(土)~5月6日(月)10:00~15:00
笠間つつじまつりの魅力や見どころ
笠間つつじ公園のツツジは、その品種の豊富さと株数の多さが魅力です。
具体的には、山つつじや久留米、霧島、琉球を含む25の品種があり、合計で約8,500株が植えられています。
この公園の見所は、山頂から望める壮大な景色です。
約7ヘクタールの広さを持つこの公園は、東京ドーム1.5個分に相当し、ツツジで彩られた景観は圧巻の一言に尽きます。
公園には3つの主要な入口があり、それぞれ第1、第2、第3ゲートと名付けられています。
特にお勧めするのは第3ゲートで、ここからは山頂の絶景ポイントまで徒歩約5分とアクセスが良好です。
一方、第2ゲートと第1ゲートから山頂まではそれぞれ徒歩約10分かかりますが、第1ゲートの道は舗装されていないため、自然を感じながらの散策が楽しめます。
笠間つつじ公園へのアクセス
【場所】
笠間つつじ公園
〒309-1611 茨城県笠間市笠間616-7
【電車】
JR東日本 常磐線・水戸線 友部駅 バス 笠間日動美術館前停留所 徒歩約20分
JR東日本 水戸線 笠間駅 徒歩約40分
【車】
北関東自動車道 友部IC 約12分
北関東自動車道 笠間西IC 約18分
笠間つつじ公園の駐車場
笠間つつじ公園には、専用駐車場が3か所あります。
笠間つつじまつり期間中には、臨時駐車場も3か所用意されます。
詳細の場所については、公式サイトに記載されています。
臨時駐車場の場所が変更になる場合もあるので、お出かけ前に最新の情報を確認するようにしましょう。
笠間つつじ公園ペット同伴は大丈夫?
犬などペット連れでのご入園は可能ですが、リード(ひも)等でつなぎ他のお客様にご迷惑がかからないようにお願いいたします。
ちなみに、ペットの入場料金は無料です。
笠間つつじまつりの歴史
昭和41年には、観光地としての開発の一環として富士山エリアを「つつじ公園」として整備する5年計画が策定されました。
この計画には、市民の憩いの場を提供し、春の観光アトラクションとする目的が含まれていました。
昭和42年にはこの計画に基づき、富士山に最初の1,000株のつつじが植えられ、市民からの支援を受けた「つつじ一株寄付運動」を通じてさらに多くのツツジが植樹されました。
その結果、同年の5月には公園が公開され、翌年からは「つつじまつり」が開催されるようになりました。
昭和45年には佐白山の桜とつつじを使った「花まつり」が開催され、昭和46年には初めて「笠間つつじまつり」として、地元の協力による様々な活動が行われました。
これには野点や笠間焼の展示販売、つつじの苗木の即売会、写真撮影大会が含まれ、当時の「つつじ娘」が湯茶接待を行いました。
昭和57年には、芸術の村隣の広場で初めて「陶炎祭」が開催され、以降、これらのイベントが笠間の春の代表的な観光イベントとなりました。
今日では、7ヘクタールのつつじ公園では霧島や日の出、久留米、ヤマツツジなど多種多様なツツジが、毎年春の祭りの時期に華やかに咲き誇り、産官民の協力による祭りとして定着しています。
笠間つつじまつり2024まとめ
標高143メートルのつつじ公園は、4月中旬から5月中旬にかけて、約8,500株の多様なツツジが咲き乱れる場所として知られています。
この時期、公園は訪れる人々に色鮮やかな光景を提供し、特にゴールデンウィークには山全体が鮮やかな赤色に染まります。
公園からは笠間市内が一望でき、山頂からの眺めは特に美しいです。
さらに、佐白山からこの公園の山頂までは、約1時間のリラックスできるハイキングコースがあり、訪問者は自然を満喫しながら散策を楽しむことができます。
園内は約7ヘクタールに及び、霧島や日の出などさまざまなツツジが山々を飾り立て、春の訪れとともに美しい景色を展開しています。