太宰府市に位置する太宰府天満宮は、知識と学びの守護神、菅原道真を祭っていることで知られています。
この聖地は、年間を通じて、特に2月から3月にかけての入試期間だけでなく、各種資格や昇級試験の成功を願う人々で賑わいます。
さらに、早春の2月半ばから3月初旬にかけては、約200種類、約6,000本の梅の木が花を咲かせ、「飛梅」と呼ばれる神聖な木も含め、訪れる人々を迎えます。
この時期、境内全体が梅の芳香で満たされ、見事な景色を提供します。
太宰府天満宮の梅の見頃2024と開花状況をチェック
では、早速ですが太宰府天満宮の梅の見頃と開花状況を確認していきましょう。
梅の開花時期:1月下旬~3月下旬
梅の見頃時期:2月上旬~3月中旬
となります。
2024年の1月12日に飛梅が開花したと太宰府天満宮の公式サイトでも発表がありました。
ちなみに、最新の梅の開花状況等は太宰府天満宮の公式サイトにも掲載されているのでお出かけ前に確認してみると良いですよ。
太宰府天満宮の梅を見るのは有料なの?
無料です。ご安心ください。
開門時間がありますのでしっかり確認してください。
開門:6時30分(春分の日3月20日から6時)
閉門:18時30分(4月から19時)
拝観料:無料
授与所:9時~17時
太宰府天満宮の飛梅伝説とは
菅原道真公が京都を去る時、彼は深い感慨を込めて「東の風が吹けば、梅の香りを運んでくれ。
たとえ主がいなくとも、春を迎えるのを忘れるな」という詩を残しました。
彼が梅との別れを悲しんだ瞬間です。
この出来事にちなんで、梅の木が一夜にして道真公の新たな居場所である太宰府まで移動したという『飛梅伝説』が生まれました。
この伝説の梅の木は、今も太宰府天満宮で神聖視され、毎年最も早く花を開くとされています。
太宰府天満宮の梅の種類
大宰府天満宮の敷地内には、様々な時期に開花する約200種類の梅の木が、総数で約6,000本植栽されています。
主には、飛梅(色玉垣)、皇后梅、雲井、肥前紅、紋隠、肥後、駒止などがあります。
春の訪れと共に、この地は梅の甘美な香りで満たされることになります。
さらに、この地では平安時代の宮廷文化を偲ばせる「曲水の宴」という名の伝統的な行事が行われます。
特に注目すべき梅の木として、非常に早く花を咲かせる御神木の飛梅があり、これは早春の象徴とも言えるでしょう。
太宰府天満宮へのアクセス
【場所】
太宰府天満宮
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
【電車】
西鉄「太宰府駅」より徒歩約5分
※JR博多駅(博多バスターミナル)より西鉄太宰府駅行き直行便あり(約45分・610円)
【車】
九州自動車道「太宰府IC」より県道76号経由で約6Km約15分、「筑紫野IC」より約5Km約20分
都市高速道路2号線「水城IC」より約6km約15分
太宰府天満宮の駐車場
2つほどあるので紹介します。
【太宰府駐車センター】
福岡県太宰府市宰府1丁目12-8
普通車850台収容可能
駐車料金(環境税含む):大型 2000円、マイクロ 1300円、普通車 500円、バイク 250円
【太宰府パーキング】
福岡県太宰府市宰府3丁目3-7
普通車64台収容可能
駐車料金(環境税含む):最初の1時間400円、後30分ごと100円
太宰府天満宮の梅2024見どころと魅力について
福岡県太宰府市に位置する「太宰府天満宮」は、学問の神として広く知られています。
2月から3月に行われる入学試験だけでなく、資格試験や昇級試験など、合格を祈願するために年間を通じて多くの参拝客が訪れる有名な神社です。
全国に数多くある天満宮の総本社の一つであり、京都の北野天満宮と並んでいます。
ここでは、学問の神とされる菅原道真公の霊を祀っています。
菅原道真公は平安時代に京都から左遷され、太宰府で亡くなりました。
そのため、太宰府天満宮は彼の霊廟としても知られています。
境内には道真公が丑年生まれであることを示す牛の像がいくつかあります。
特に参道の入り口付近には「御神牛」と呼ばれる像があり、多くの参拝客が撫でています。
頭を撫でると賢くなるとされ、多くの人々がそのご利益を求めています。
また、太宰府天満宮には飛梅伝説で有名な「飛梅」があります。
この伝説によれば、道真公が離れる際に梅の木に別れの歌を詠んだところ、その梅が道真公を追って飛んできたとされています。
現在の太宰府天満宮には、その梅の木があります。
境内や神苑には約6000本の白梅と紅梅が植えられており、その中には200種以上の梅があります。
その中でも「飛梅」は、毎年1月ごろから開花し、境内で最も早く美しい花を咲かせます。
太宰府天満宮の神紋も梅であり、この神社は梅の名所としても知られています。
境内には「心字池」と呼ばれる池もあります。
上から見ると心の形をしており、周囲の白梅や紅梅とのコントラストが美しいです。
梅の花は早春に咲くため、まだ寒い季節でも美しい花を楽しむことができます。
桜よりも早く春を感じさせてくれる梅の花は、その凛とした姿から気高い美しさを感じさせます。
太宰府天満宮の飛梅や様々な種類の梅を楽しみに、ぜひ訪れてください。
太宰府天満宮の梅が枝餅を食べよう
太宰府天満宮で有名な料理と言えば、梅が枝餅です。
このお菓子の起源は伝説によれば菅原道真公にまで遡ると言われています。
見た目はお饅頭に似ていますが、もち米とうるち米をブレンドした生地に小豆餡を入れて焼き上げ、梅の紋章が焼印として押されています。
梅の味はせず、焼きたてのカリッとした食感が太宰府地域の人々にとって最も愛される特産品です。
太宰府の名物である「梅が枝餅」は、参道周辺に30軒ほどの店舗で販売されており、それぞれの店舗で独自の味が楽しめるので、比較しながら食べるのも楽しいです。
食べ過ぎないように気をつけながら、迷ったときに訪れるべきお店をご紹介します。
【やす武】
福岡県太宰府市宰府2-7-16
【茶房きくち】
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府2丁目7-28
【お食事処 かさの家】
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府2丁目7-24
太宰府天満宮について
太宰府市に位置する大宰府天満宮は、学問と知恵の守護神、菅原道真を中心に祭る重要な神社であり、京都の北野天満宮とともに、日本全国に約12,000社存在する天満宮の主要な拠点の一つです。
この神社は、特に受験シーズンに学業成就を願う学生やその家族にとって、全国各地から信仰を集める聖地となっています。
菅原道真は、宇多天皇の下で藤原氏の支配に挑み、天皇中心の政治を復活させようとしたが、藤原時平の策略により、遠く離れた地へと追放されました。
その後、追放されて2年後に亡くなった道真の墓所には、後に社殿が建立され、それが今日見られる大宰府天満宮の起源となりました。
この神社は、菅原道真を祭る場所であるだけでなく、彼の最終的な休息の地でもあります。
加えて、大宰府天満宮は梅の美しい景観で知られる名所であり、その背景には菅原道真の影響が深く関わっています。
太宰府天満宮の梅の見頃2024まとめ
太宰府天満宮の梅は香りも見た目も美しくて楽しめます。
太宰府天満宮の敷地内に位置する、知恵を授けるとされる吉祥の「御神牛像」の存在も注目に値します。
この像を訪れつつ、梅の花観賞を楽しむことが推奨されます。
花が最も美しく咲く時期は、気温が徐々に上昇し始める季節です。
春の到来と共に、太宰府天満宮で梅花の景色を探求するのはいかがでしょうか。