毎年一回、安宅住吉神社で盛大に行われるお祭りがあります。
この神社は、美しい景色に囲まれた加賀の国安宅にあり、東は白山、西は日本海に面し、眼下には源平の古戦場である梯川が広がっています。
二堂山の頂上に鎮座するこの神社は、「安宅の住吉さん」と親しまれ、多くの人々から信仰されています。
この「安宅祭り」は、通常9月7日から9日まで開催されますが、昨年からはそれに近い週末の土曜から月曜にかけての3日間で行われるようになりました。
祭りの見どころには、大漁や安全を願う壮大な神輿、宮獅子、そして七福神を乗せた北前船を模した曳船があります。
また、赤い着物を身にまとい、日本髪で踊る輪踊りも特に印象的です。
安宅まつり2024時間や場所など基本情報
石川県小松市で開催される「安宅まつり」は、毎年9月の3日間に渡って行われます。
このお祭りは、通常9月7日、8日、9日に近い週末に本祭りを行い、その前日を宵祭り、翌日を後祭りとして設定します。
以前は毎年9月7日から9日にかけて、曜日に関係なく開催されていましたが、このスケジュールでは平日に祭りが重なることもあり、参加者が集まりにくい問題がありました。
そこで、週末を中心に日程を調整することにより、より多くの参加者が集まりやすくなり、お祭りの継続もスムーズになりました。
お祭りは、時代の変化に合わせて形を変えながら、伝統を守るための工夫が求められているのです。
【開催期間】
2024年9月7日（土）、8日（日）、9日（月）
【場所】
石川県小松市 安宅住吉神社
石川県小松市安宅町夕17
安宅まつり歴史と神輿渡御・獅子舞・献燈三百燈・輪踊など見どころ
安宅町は石川県小松市に位置し、江戸時代の幕末から明治時代にかけて、北前船の北海航路の主要な拠点として繁栄しました。
明治時代に入ると、その過去の繁栄を偲んで、伝馬船に帆を掲げて町を練り歩く起舟祭が行われ、これが現在の安宅まつりの起源とされています。
安宅まつりでは、初日から2日目にかけて、大神輿や宮獅子が町を練り歩き、豊漁と安全を祈願します。
また、祭りの2日目と3日目には、北前船を模した巨大な曳舟が七福神を乗せて練り歩く様子が、このお祭りの主要な見どころです。
この曳舟は昭和35年頃に祭りに導入され、昭和52年に新しい船に交換されました。
約50年が経過してもなお、祭りで活躍しているのは驚くべきことです。
また、20歳前後の未婚女性が赤い着物と日本髪で踊る輪踊りや、金色の神輿を男性たちが力強く担ぎ、獅子舞や船名旗を掲げた船が町中を駆け巡る光景も見ものです。
さらに、赤、白、青の献燈三百燈が住吉橋や堤防沿いに灯され、「梯川に映える住吉さんの献燈」として、独特な光景を創出しています。
安宅まつり2024屋台など露店の出店ある？
屋台や露店が出店するかどうかは多くの方が気にされる点ですが、現在のところ、多くの情報源によると屋台や露店の出店が予定されているようです。
具体的にどのようなお店が出店するのかの詳細は、実際のお祭り当日まで明らかにならない状況ですが、これらの出店がお祭りの雰囲気を一層盛り上げることは間違いないでしょう。
安宅まつり2024アクセス
【場所】
石川県小松市 安宅住吉神社
石川県小松市安宅町夕17
【電車】
JR北陸本線 小松駅からバス 安宅関址前 下車
安宅まつり2024駐車場
専用駐車場は用意されていません。
なるべく、公共交通機関の利用をオススメします。
安宅まつり2024まとめ
安宅住吉神社では、毎年、御祭神の大神を称える例大祭が執り行われます。
この祭りでは、豊漁と安全を願い、町を通って練り歩く大神輿や宮獅子、そして七福神が乗る壮大な曳船などが目玉となります。
