高津宮大祭は浪速地域の夏の象徴的な行事です。
毎年7月17日と18日に行われるこの祭りでは、境内で自然に育つ「ごさいば」と「氷室」の氷を用いて、古来の伝統に則り悪霊の鎮静と災害回避の祈りを捧げます。
祭のハイライトとして、黒門市場から「子供御輿」が練り歩く渡御が行われ、境内に設けられた仮設舞台では奉納の演奏や演武が披露されます。
絵馬殿では、だんじり囃子の音色に合わせて行われる龍踊りが見どころの一つ。
また、祭りの両日は多数の露店が立ち並び、訪れる人々で賑わいます。
高津宮夏祭り2024いつ?時間や場所など基本情報
【開催日】
2024年7月17日(水)・18日(木)
【場所】
高津宮
〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津1丁目1-29
【スケジュール】
■7月17日(水) 夏祭宵宮祭
開催時間:15:00~
スケジュール
・14:00~ 納涼奉納落語会
会場:高津の富亭
入場料:無料
・18:00?20:00 奉納演奏、奉納舞踏
■7月18日(木) 夏祭本宮祭
開催時間:10:00~
スケジュール
・18:00?20:00 奉納演奏、奉納舞踏
■鳳みこし
17、18日ともに鳳みこし巡行あり
・17日 14:00~
10:00~ 高津高校
14:00~ 上町中→桃谷地蔵渡御
15:30~ 道頓堀・ほっこり神輿渡御
※各所に神輿設置・太鼓演奏(演奏は雨天中止)
・18日 15:00~
桃園公園→金甌地区渡御(18:00頃到着予定)
■その他両日実施予定の催し
・11:00~20:00 魔除け神楽(本殿にて)
・18:00~21:00 魔除け茅の輪くぐり
※夏祭り魔除け「茅の輪守」・「獅子頭笹」を有料で授与
17、18日ともに21:00で終了。
高津宮夏祭り2024屋台など露店の出店ある?
高津宮の夏祭りでは、様々な屋台や露店が設置されます。
毎年の慣例に従い、これらの屋台は神社の西側に沿う南北の道に整然と配置され、17日は午後3時から、18日は朝10時から夜8時まで営業します。
屋台のラインナップは非常に長く、さまざまな食べ物が楽しめます。
かき氷、ホットドッグ、玉子せんべい、そしてステーキの屋台も見ることができます。
2024年にも特に変更がなければ、このような形で屋台が出店されることでしょう。
高津宮夏祭り2024アクセス
【場所】
高津宮
〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津1丁目1-29
【電車】
大阪メトロ谷町線「谷町九丁目駅」 徒歩5分
【車】
阪神高速1号環状線道頓堀出口
高津宮夏祭り2024駐車場
専用駐車場は用意されていません。
出来るだけ、公共交通機関の利用をオススメします。
高津宮夏祭り歴史や茅輪くぐりや竜おどりなど見どころ
高津宮で行われる夏祭りは、大阪市中央区にある高津神社で開催される厄払いを目的とした祭りです。
この神社は、1899年に仁徳天皇1500年祭を記念して設立された「高津宮址」を大阪府立高津高等学校内に擁しています。
高津宮夏祭りは、古典落語「高津の富」の舞台としても知られています。
この話は、富を偽る男と、彼の嘘に騙されて宝くじを買う主人のエピソードを描いており、最終的にはユーモラスな結末が待っています。
このような背景から、高津宮は地元住民に深く親しまれ、年間を通じて様々なイベントが行われることが多いです。
特に高津宮夏祭りは地域で最も盛り上がるイベントの一つです。
主な見どころは太鼓演奏や鳳みこしの渡御ですが、厄払いを目的とした茅の輪くぐりもおすすめです。
6月下旬から本祭日の18日まで、神社境内には茅の輪が設置され、参拝者は左回り→右回り→左回りと三回、八の字を描くようにくぐることで厄を払うとされています。
さらに社務所では有料で茅の輪が授与されるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
高津宮夏祭りのもう一つの見どころは「竜おどり」です。
これは大阪府内に伝わる伝統の舞で、府内の多くの神社で奉納されています。
高津宮でもこの伝統が受け継がれており、だんじり囃子と共に演奏されます。力強い舞は見る人々に大きな印象を与えます。
これらが高津宮夏祭りの歴史と見どころです。地元住民にとって価値ある伝統的な祭りとして大切にされており、その日を楽しみにしています。
高津宮夏祭り2024まとめ
高津宮で行われる夏祭りは、浪速地区の夏の代表的な行事として、荘厳でありながらも賑わいに満ちています。
伝統に沿い、神饌として境内で自然に育つ「ごさいば」と「氷室」が奉納され、特別にこの祭りの期間中には、夏の悪霊を払うための獅子頭付きの笹が参拝者に授与されます。
祭りでは境内に設置された仮設の舞台で様々な奉納演芸が披露され、絵馬殿ではだんじり囃子のリズムに合わせて龍踊りが繰り広げられます。
祭りは夜8時頃まで続き、両日ともに数多くの露店が出店し、訪れる人々で大いに盛り上がります。