小倉祇園太鼓【2024】いつ?時間や場所に日程と歴史や特徴にお菓子と参加したい場合に屋台やアクセスに駐車場など詳細情報

小倉の中心地で行われる、400年の伝統を持つ北九州市の祇園祭は、太鼓芸のパフォーマンスで知られ、国から重要無形民俗文化財に指定されています。

この祭りでは、太鼓が乗せられた山車(だし)を引き、市内を練り歩きながら太鼓を力強く叩く太鼓祭りが行われます。

太鼓とジャンガラ(摺り鉦)を響かせる掛け声と共に、勇ましい演奏が小倉の夏の風情を盛り上げます。

特に、両面を打つ太鼓の技と歩きながらの演奏は見る価値があります。

祭りのハイライトは大手門前広場で開催される競演大会です。

毎年、大人組と少年組を合わせた100チーム以上が参加し、一年間の練習の成果を披露する熱い競争が繰り広げられます。

さらに、「おもてなし太鼓」セッションでは、訪れた人々が実際に太鼓を手に取り、叩いてみる体験もできますので、参加をお勧めします。

小倉祇園太鼓2024いつ?時間や場所に日程など基本情報

北九州市で夏の風物詩として親しまれている「小倉祗園太鼓」は、2024年も引き続き開催されることが決定しました。

2023年には、メインイベントである「競演大会」が中止され、観覧席の設置もない形で、規模を縮小しての開催となりました。

今年度には、「競演大会」は新しい形で再編され、「子ども競演会」や「太鼓総選挙」として新たな試みが行われ、伝統を受け継ぎつつ新たな魅力を加える形で開催されます。

【開催日】
2024年7月19日(金)~7月21日(日)

【場所】
小倉城周辺
福岡県北九州市小倉北区城内2-1

【小倉祇園太鼓 行事スケジュール】
●2024年7月1日(月曜日)太鼓台開き:山鉾すす払い・打ち初め式
場所:小倉駅ペデストリアンデッキ

●2024年7月19日(金曜日)宵祇園:据え太鼓披露・山車巡行など
場所:各校区別・据え太鼓披露会場

●2024年7月20日(土曜日)大賑わい:おもてなし太鼓・据え太鼓披露など
場所;小倉城歴史の道・紫川親水広場・市庁舎東側駐車場・その他

●2024年7月21日(日曜日)打ち納め:太鼓総見・体験山車「燦燦号」運行など
場所於:各校区別・据え太鼓披露会場・その他

小倉祇園太鼓2024屋台など露店の出店ある?

小倉祇園太鼓の期間中、井筒屋の近くからちゅうぎん通り、そしてみかげ通りにかけて、様々な屋台が並びます。

これらの屋台では、焼うどんや焼きそば、フライドポテト、かき氷といった露店の定番食品から、スーパーボールすくいやヨーヨー釣りといった伝統的なお祭り遊びが楽しめます。

また、体験コーナーも設けられており、オリジナルの作品作りを楽しんで、特別な思い出を作ることができます。

小倉祇園太鼓では、小倉城の周辺や商店街にも多くの出店があり、地元の美味しい料理を味わいながら地ビールを楽しむ屋台も見つけることができます。

小倉祇園太鼓2024アクセス

【場所】
小倉城周辺
福岡県北九州市小倉北区城内2-1

【電車】
JR鹿児島本線小倉駅より徒歩約15分、JR鹿児島本線西小倉駅より徒歩約10分

【車】
北九州都市高速「大手町IC」より約5分

小倉祇園太鼓2024駐車場

専用駐車場はありません。

近くに以下の有料駐車場があります。

【勝山公園地下駐車場】
〒803-0813 福岡県北九州市小倉北区城内1-1

収容台数:500台

小倉祇園太鼓2024歴史

福岡県北九州市小倉北区で開催される「小倉祇園太鼓」は、博多から車で約60分の位置にあり、毎年7月に行われる伝統的な祇園祭です。

このお祭りは毎年7月の第3土曜日を含む3日間開催され、約30万人の観客が国内外から小倉を訪れます。

この祭りは、京都の祇園祭を小倉藩主細川忠興が取り入れたことに始まり、約400年の歴史を持ちます。

明治時代に現在の形、すなわち山車に和太鼓を据え付けて街中を練り歩くスタイルが確立され、以来、小倉の街は力強い太鼓の音で賑わっています。

小倉祇園太鼓は、その勇壮な太鼓の演奏や太鼓バチの迫力ある扱いが特徴で、夏の小倉を象徴する風物詩として親しまれています。

この祭りは、天下泰平や国土安泰、五穀豊穣、商売繁盛、無病息災を願って太鼓が打ち鳴らされ、「太鼓祇園」とも称されます。

2019年3月には、その文化的価値が認められ、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

古くから「祇園風に吹かれると夏患いせず」とも言われ、小倉城内とその周辺では、元気な掛け声と共に力強い太鼓の音が響き渡り、子供から大人までが一体となって盛り上がります。

小倉祇園太鼓2024暴れ打ちの見どころ

小倉祇園太鼓が全国的に名を馳せるきっかけとなったのは、映画「無法松の一生」での取り上げでした。

この映画で描かれた、主役・松五郎の迫力ある太鼓のパフォーマンスが「暴れ打ち」として知られるようになり、多くの観光客を魅了しています。

「暴れ打ち」とは、動きながらの「歩き打ち」と、太鼓の両面を同時に叩く「両面打ち」を組み合わせた、小倉祇園太鼓独自の演奏方法です。

これにより、太鼓の山車は前後に取り付けられた太鼓を両面から打ち鳴らしながら巡行するという技術的な工夫が施されています。

この演奏では、低い音を出す「ドロ」というリズムと、より複雑で軽やかな高音の「カン」というリズムが基本となります。

小倉祇園太鼓では、これらの音が一層際立つように、太鼓の皮の張り加減を面ごとに異なるよう調整し、音の高低差を出しています。

この二つのリズムが融合し、さらには「ジャンガラ」と呼ばれる摺鉦(すりがね)や、子供たちの元気な掛け声が加わることで、太鼓演奏は一層の盛り上がりを見せます。

ドロとカンを両方操ることができる演奏者は、ジャンガラもこなすことができるとされ、その技術は高く評価されています。

小倉祇園太鼓2024おもてなし太鼓

小倉祇園太鼓のイベント中、来場者は実際に太鼓を叩くことができる特設の体験コーナーを楽しむことができます。

このコーナーでは、太鼓競演大会に出場する各団体のメンバーが直接指導してくれるので、プロの技を間近で学ぶ絶好のチャンスです!

この体験コーナーは、例年7月の第三土曜日に勝山橋で13:00から14:00まで開催されます。

また、その翌日の日曜日にも同じ時間帯で、ちゅうぎん通り・みかげ通りにて同様の体験が提供されます。

この機会に、両面を叩く技術や、力強いジャンガラ(すり鉦)の響きを直接体験して、太鼓の迫力と楽しさを感じてみてください。

小倉祇園太鼓2024競演大会と据え太鼓競演会

小倉城前で開催される「競演大会」や「据え太鼓競演会」は、その見応えのある演奏で知られています。

年に一度、このイベントのために技術を磨く子供から大人までの演者たちが、見事な太鼓の競演を披露します。

具体的には、毎年7月の第三土曜日、午後3時から7時まで小倉城大手門前広場で「競演大会」が行われます。

ここでは、大人のチーム、子供のチーム、そして一般参加のチームなど約100チームが、統一された浴衣姿で太鼓の技術やジャンガラの演奏を競います。

また、「据え太鼓競演会」では、固定された2台の太鼓に対して、演者たちは打ち方やお囃子、動き、バチの扱い、そしてその個性を競い合います。

祭りの最終日の夕方には、全ての太鼓山車が小文字通りに集結し、18:00頃から約80台が一斉に太鼓の演奏を開始します。

この時、約4,000人の演者が参加し、160基の太鼓が同時に響き渡り、小倉の街は最高潮の熱気につつまれます。

小倉祇園太鼓2024まとめ

7月が来ると、北九州市内では様々な地域で祇園祭が開催されますが、特に小倉で行われる小倉祇園祭は、その地域の夏の代表的なイベントとして知られています。

この祭りは「太鼓祇園」とも称され、2019年3月には国によって「重要無形民俗文化財」に指定される栄誉を受けました。

小倉祇園祭で披露される太鼓の演奏は、平和や国の安寧、五穀豊穣、商売繁盛、健康といった願いを込めて行われます。

この祭りは、その魅力を求めて約30万人の観光客が全国から小倉を訪れる大規模なイベントです。

是非この機会に、小倉祇園太鼓を体験し、全国でも珍しい両面打ちの太鼓と力強いジャンガラ(すり鉦)の響きを直接感じてみてください。

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