飛鳥山公園には、紫陽花が早くもしくは遅く咲く特別な場所があります。
たとえば、「飛鳥の小径」では、通常よりも早い時期に紫陽花が開花を始めることが知られています。
一方で、「あすかパークレール」の沿線では、季節が進んでから咲く紫陽花の場所があります。
これらのエリアを訪問すれば、紫陽花の美しさをより長い期間堪能できます。
飛鳥山公園の紫陽花2024開花状況と見頃の時期いつ?
飛鳥山公園では、1,300株の紫陽花が植えられており、「飛鳥の小径」では通常6月の初旬から下旬にかけてが開花のピークです。
ただし、飛鳥山公園の紫陽花の開花時期は、その年の気候に左右されるため、変動があります。
地球温暖化の影響で、国内の多くの場所において花の開花期が年々早まる傾向にあります。
2023年には、飛鳥山公園の紫陽花が6月の初旬から中旬にかけて最も美しい状態でした。
2023年の状況からすると、今後の飛鳥山公園の紫陽花の見頃も早まる可能性が考えられます。
2024年6月1日時点で、飛鳥山公園の紫陽花は「飛鳥の小径」で見頃を迎えており、6月中旬までその美しさが楽しめそうです。
飛鳥山公園へのアクセス
【場所】
飛鳥山公園
〒114-0002 東京都北区王子1丁目1-3
【電車】
東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩5分
都電荒川線「王子駅前停留場」または「飛鳥山停留場」より徒歩3分
都バス飛鳥山停留所から徒歩で4分
北区コミュニティバス「Kバス」飛鳥山公園停留所から徒歩すぐ
飛鳥山公園の駐車場
飛鳥山公園にも駐車場がありますが、収容台数は少ないです。
なるべく、公共交通機関を利用しましょう。
飛鳥山公園の紫陽花2024飛鳥の小径など見どころと撮影スポット
東京都北区王子に位置する飛鳥山公園は、徳川吉宗が将軍であった時期に享保の改革の一環として庶民が気軽に花見を楽しめるように整備されました。
この公園には現在も約600本のソメイヨシノが植えられており、桜の有名な名所として知られ、地域を象徴する歴史的な公園となっています。
園内では、2021年の大河ドラマ「青天を衝け」で描かれた最後の将軍徳川慶喜の家臣、渋沢栄一の旧邸跡も保存されています。
公園にはツツジが15,000株植えられており、5月には華麗に花開きます。
「飛鳥の小径」は約1.3kmの歩道で、区立飛鳥山公園や西ケ原一里塚、旧古河庭園などの歴史的文化財を巡ることができます。
あじさいのシーズンには、JR東日本王子駅近くの「飛鳥の小径」が色鮮やかなあじさいで飾られます。
王子駅南口からすぐの跨線橋を渡ると、飛鳥山公園沿いのこの小径はあじさいの素晴らしいビューポイントです。
この「飛鳥の小径」には約1,300株のあじさいが約350メートルにわたって植えられており、そばを電車が通過します。
小径は公園とJR線の間で幅約1.5メートルと狭いですが、京浜東北線や高崎線、宇都宮線の電車が間近を走り、紫陽花と電車の共演を写真に収める絶好のスポットとなっています。
車窓からも、線路沿いに広がるカラフルな紫陽花のグラデーションが楽しめます。
飛鳥山公園内の北区飛鳥山博物館、紙の博物館、渋沢史料館もぜひ訪れてください。
渋沢史料館では渋沢栄一に関する貴重な資料が展示されており、館の前にも美しい紫陽花があります。
また、新海誠監督の映画「天気の子」の舞台となったJR田端駅南口も近く、改札を出たすぐの道路沿いにも紫陽花が植えられています。
飛鳥山公園の紫陽花2024まとめ
飛鳥山公園で紫陽花の魅力を存分に楽しむなら、「飛鳥の小径」が最適です。
この小径はJRの線路に沿って約350メートル続き、約1,300株の紫陽花が美しく咲いており、まるで紫陽花に囲まれたトンネルを散策しているかのような感覚に浸れます。
さらに、紫陽花を見ながら「あすかパークレール」でのドライブも魅力的です。
車窓から望む紫陽花の風景には特別な美しさがあります。
写真撮影には、「飛鳥の小径」の中心部に位置する橋や、「あすかパークレール」の車内がおすすめです。
これらの場所からは、紫陽花、電車、そして飛鳥山公園の緑が絶妙に映える写真を撮ることが可能です。