秀吉がこよなく愛した世界遺産地にある、鮮やかな桜の景色が楽しめる。
京都にある徒歩10分の距離に位置する、桜の名所として有名な100箇所の一つ。
真言宗醍醐派の本山であるこの場所は、山頂に位置する上醍醐と山のふもとに広がる下醍醐から構成され、広大な敷地が寺院の領域となっている。
この寺院は、貞観16年(874年)に弘法大師の後継者である聖宝理源大師によって創建された。
敷地内には、五重塔や金堂を含む国宝級の歴史的建築物が数多く存在する。
醍醐寺の桜2024開花状況や見頃の時期いつ?
京都にある名刹、醍醐寺での桜の最も美しい時期は毎年、3月の終わり頃から4月の初めにかけて訪れます。
この地で観賞できる桜は多種多様であり、花が開花するのに3週間程度を要するため、訪れる人々は長い期間にわたって桜の美しさを満喫することが可能です。
特に、醍醐寺の入口にある桜のトンネルや、霊宝館、三宝院周辺は、毎年4月の第1週頃が最も見頃を迎え、醍醐寺の境内は桜の華やぎでいっぱいになります。
ただし、桜の開花時期は年によって異なることがあり、気候や天候の状況に左右されます。
2024年に関しては、天気予報によると4月1日現在で醍醐寺の桜が満開になっており、最高の観賞時期を迎えています。
さらに、桜吹雪が起こるのは4月6日頃と予測されています。
最新の開花状況は、醍醐寺の公式サイトでも公開中です。
醍醐寺の桜2024ライトアップあるの?
春の夜間拝観 醍醐寺桜ライトアップがあります。
これ、旅行会社などの貸し切り特別イベントになっています。
残念ですが、一般の人が醍醐寺に行っても入れません。
なので、一般の人用の夜桜ライトアップはありません。
醍醐寺の桜2024見どころについて
醍醐寺の設立は、9世紀末、聖宝理源大師によって始まりました。
この地に最初に草庵を構えたのは、彼が弘法大師の孫弟子であった時です。以来、この山域全体が寺の敷地と見なされてきました。
この地域には、五重塔や金堂など、国宝級の古建築が数多く存在します。
また、この寺院の敷地内には、約800本の桜が植えられており、古くは平安時代から京都で最も美しい桜の名所の一つとして称賛されています。
徒歩で駅から10分の距離にあるこの場所は、京都で有名な「さくら名所100選」にも選ばれており、山頂部の上醍醐と山麓部の下醍醐から構成されています。
桜の種類は多岐にわたり、かわず桜、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜、大山桜などが見られます。
これらの桜は、憲深林苑から始まり、三宝院の大紅しだれや金堂近くの大山桜まで、約3週間にわたって見ることができるのが特徴です。
特に、三宝院にある太閤しだれ桜やそのクローンである太閤千代しだれ、湯川桜などは見逃せません。
豊臣秀吉による壮大な醍醐の花見も行われた場所で、毎年4月の第2日曜日には伝統的な「豊太閤花見行列」が開催されます。
参道沿いの桜のトンネルや、100年を超えるソメイヨシノなど、さまざまな鑑賞スポットがあります。
総門をくぐると、美しい桜の並木道が広がり、まるでトンネルのような景色を楽しむことができます。
途中、霊宝館内には樹齢180年の大きなしだれ桜があり、その壮大な枝ぶりと大きな花びらは、見る者を圧倒します。
夜間のライトアップもまた、この場所の魅力を一層引き立てます。
三宝院では、秋草の間の障壁画や特別名勝の回遊式庭園があり、これらは豊臣秀吉が設計したとされる庭園で、桜の見頃には絶好の花見スポットとなります。
醍醐寺境内は自由に散策できますが、霊宝館や三宝院など特定の施設に入るには共通券が必要です。
雨月茶屋で京料理を楽しんだり、桜の下で花見弁当を食べながらゆったりと時間を過ごすことができます。
さらに敷地内を進むと、京都府最古の木造建築である五重塔を見ることができ、その周辺でも桜の美しさを堪能することができます。
醍醐寺の桜2024豊太閤花見行列
毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)」が開催され、終日境内は賑わいます。
【開催日】
2024年4月14日(日)
【時間】
13:00
桜を楽しむ行事では、安土桃山時代の服装に身を包んだ約200名が、豊臣秀吉や福島正則、京極高次、義演僧正、北政所、淀殿を模して境内を行進します。
さらに、この場には特別な舞台が組まれ、雅楽をはじめとする様々な奉納が行われます。
醍醐寺は、平安時代より「花の醍醐」として絶賛される桜の観賞地として知られています。
慶長3年(1598年)に豊臣秀吉によって行われた豪華絢爛な花見がこの地を有名にし、「日本さくら名所100選」にも選出されています。
園内には、樹齢180年を超える「醍醐大しだれ桜」を含む約700本の桜が植えられており、春が来ると参道や境内で桜が美しく咲き誇ります。
醍醐寺の桜2024拝観料はいくら?
醍醐寺は、三宝院、霊宝館、伽藍の三つの主要な部分によって構成されており、それぞれの観覧料は600円です。
3つのエリアを合わせて楽しむための共通チケットは1500円で、訪れる順序については慎重に計画を立てることが推奨されます。
桜の景色だけを楽しむ場合は、どの施設にも入る必要はなく、駐車場から霊宝館の前を抜け、三宝院へと向かい、最終的に伽藍の山門前に出るルートが特に美しいです。
醍醐寺の桜2024混雑状況
京都府内でもトップ5に入るほど大人気の桜の名所です。
醍醐寺は桜の名所として広く知られ、春の時期には多くの訪問者が花見を楽しむために集まります。
寺院の敷地は広々としているため、人々は比較的快適に過ごせると感じますが、4月の第2週の日曜日に行われる「豊太閤花見行列」の際は、例外的に大勢の人で賑わいます。
この行列は、かつて豊臣秀吉が行った著名な「醍醐の花見」を模した祭りで、その時には約1,300人が参加したと伝えられていますが、現代の祭りでは約300人が行列に加わります。
特にこのイベント中は、行列が進む道沿いに多くの観衆が詰めかけるため、いつも以上に混雑することになります。
醍醐寺の桜2024アクセス(行き方)
【場所】
醍醐寺
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
【電車】
地下鉄醍醐駅下車後徒歩10分
【車】
名神高速道路京都東ICから国道1号を経由し、府道35号を宇治方面へ車で5km
醍醐寺の桜2024駐車場
醍醐寺には、100台収容可能な駐車場があります。普通車は1日1000円となります。
醍醐寺の桜2024種類と本数
カワヅザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラほか700本もの桜が共演しています。
豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも知られ、太閤しだれ桜は必見です。
醍醐寺の桜2024まとめ
醍醐寺は桜の見頃に人々を魅了する名所として知られており、特に有名な大しだれ桜を始め、寺院内の様々な箇所で多種多様な桜が観賞できます。
この場所は元々桜の美しい景観で知られていましたが、豊臣秀吉の時代に約700本の桜が植えられたことにより、その魅力は一層高まりました。
醍醐寺は地理的に上醍醐と下醍醐の二つのエリアに分けられており、上醍醐から下醍醐を望むときの桜の眺望は、訪れる人々にとって特に印象的な体験となります。