秩父夜祭【2023】スケジュールや花火に屋台と臨時列車など詳細はコチラ

秩父夜祭(ちちぶよまつり)は、埼玉県秩父市で毎年12月2日と3日に開催される、日本三大曳山祭のひとつです。

江戸時代の寛文年間(1661~72)から続くこの祭りは、300年以上の歴史を有しています。

初めは「絹大市」として知られ、絹織物の市が繁栄する中で成長し、「お蚕祭り」とも呼ばれました。

今でも秩父の人々にとっては、年間を通じた重要な行事であり、歴史的なイベントとして親しまれています。

秩父夜祭(2023)スケジュール

秩父夜祭は毎年同じスケジュールで行われ、宵宮(前夜祭)は12月2日、大祭は12月3日です。

2023年は土曜日と日曜日になり、これによりさらに多くの人が賑わうことでしょう。

【開催日】
2023年12月2日・12月3日

【開催時間】
12月2日 12:00~20:00
12月3日 9:00~翌朝未明

・宵宮(前夜祭)/12月2日(土)
お祭りの前夜を賑やかにするこの日。午前中から山車4基が引き回されますが、屋台の引きものや花火の打ち上げは約20時に終了します。

・大祭/12月3日(日)
6基の山車が揃い、午前から引き回しが行われます。午後7時過ぎから秩父神社を出発する神幸行列や山車の旅は、お祭りのハイライトであり、約22時まで続きます。スターマインなどの花火が盛大に打ち上げられます。

秩父夜祭(2023)花火について

午後12時から16時ごろまで、秩父祭の屋台が引き回しを行います。各屋台では祭り囃子、長唄、踊りなどが披露されます。

16時から18時までは飾り付けをして休憩し、18時から20時ごろまで再び屋台の引き回しを行います。

19時から20時ごろには羊山公園から花火が打ち上げられます。

秩父夜祭(2023)有料覧席券の販売について

令和5年12月3日(日)、秩父市役所前の御旅所内に特設される屋台観覧席があります。

販売は秩父鉄道(株)により実施され、価格は3,000円(税込、送料別)となります。

【屋台観覧席の設置予定日時】
2023年年12月3日(日) 17:00~22:30

【屋台観覧席の設置場所】
秩父市役所前 御旅所内特設会場

【販売予定日】
2023年10月26日(木)10:00から

【販売価格】
3,000円(観覧席のみ)
※税込価格、観覧席券の送料は別途

【席の形態】
パイプ椅子席(全席指定)

販売サイトへ>>

秩父夜祭(2023)屋台はあるの?

秩父夜祭には、どれくらいの数の屋台が並ぶのでしょうか。

秩父駅周辺やみやのかわ商店街、秩父神社、そして傘鉾曳行ルートの一部に、屋台が設けられるようです。

調査によれば、秩父夜祭では例年約1000店もの屋台が出店すると伝えられています。

祭りは2日間にわたって開催されるため、様々な食べ物を2日かけてたっぷり楽しんでください。

お祭りのスタンダードなメニューに加えて、ご当地のB級グルメなども多く出店されます。

せっかくなので、秩父ならではの食べ物を味わいたいですね。

秩父駅前ではマルシェも設けられ、ホルモン焼や秩父そば、みそポテトなど、地元ならではのグルメがたくさん揃います。

何を選ぶか迷ってしまいそうですね。

秩父夜祭(2023)見どころや魅力

2つの笠鉾と4つの屋台が市街を歩行します。
特に「笠鉾」は豪華絢爛で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。

笠鉾は、中近と下郷の2つの構造からなり、3つの層の笠が特徴です。
屋台は、宮地・上町・中町・本町の4つで構成され、屋台歌舞伎が上演されます。

中近笠鉾

中近笠鉾は全体的に黒漆で仕上げられ、金具で飾り立てられています。鬼板や懸魚(げぎょ)、妻飾りなど、鮮やかな彫刻が施され、まるで宮殿のような構造が特徴です。勾欄の中には、丸彫りの金箔で飾られた龍や内室の二十四考の彫刻なども魅力的です。

下郷笠鉾

下郷笠鉾は、6つの笠鉾や屋台のうちで最も巨大であり、重量もあります。白木で仕上げられた本体には、金の装飾金具が神聖な輝きを放っています。通常は、中近笠鉾とともに笠を取り外して引き回されます。

宮地屋台

宮地屋台は、秩父屋台の中で最も古く、優雅な形状を持ち続けています。後幕には、猩猩(しょうじょう)と呼ばれる幻想的な霊獣が描かれています。水引きの後幕には、飛鶴の美しい刺繍が施されています。

上町屋台

上町屋台は、4つの屋台の中で一番大きく、軒も非常に広がっています。見事な屋台と言えます。牡丹には唐獅子の水引きの後幕や、鯉の滝昇りの後幕の刺繍も素晴らしいです。

中町屋台

中町屋台では、前後に取り付けられた鬼板が4つの屋台のうちで最も大きなものです。
これらの彫刻には、岩戸開きやスサノヲノミコトによる大蛇の討伐など、日本神話が描かれています。

本町屋台

本町屋台は、非常に贅沢な彫刻と装飾が施されており、金箔が施された上に様々な色彩が施されています。
後幕には、宝船に積まれた玩具の刺繍があり、中央には特徴的なダルマが描かれています。

秩父夜祭へのアクセス

【場所】
秩父神社
〒368-0041
埼玉県秩父市番場町1-3

【臨時列車】
最寄りの駅は西武秩父線の西武秩父駅です。

都心からは、西武池袋線が直通運転しており、「西武池袋線急行」で池袋駅からの所要時間は約103分で786円、「有料特急ちちぶ」は特急料金710円込みで所要時間は約78分で1496円です。

JRの八高線は東飯能駅で西武秩父線に、JRの寄居駅と熊谷駅は秩父鉄道に接続しています。

混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。西武鉄道と秩父鉄道は、12/3日は午前0時まで臨時列車を運行しています。

【車】
車での最寄りのインターは圏央道の狭山日高IC、関越自動車道の花園IC→皆野寄居バイパス利用

秩父夜祭の駐車場

臨時駐車場があるので紹介します。

【大駐車場(道の駅ちちぶ)】
住所: 埼玉県秩父市大宮4625
営業時間: 9:00~24:00
対象車両: 大・中型バス専用(普通車不可)

【第1駐車場(宮地グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市上宮地4573-1
営業時間: 7:00~24:00
最大収容数: 普通車500台

【第2駐車場 (南小学校グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市野坂町2丁目14-29
営業時間: 7:00~24:00
最大収容数: 普通車250台

【第3駐車場(西小学校グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市金室町9-46
営業時間: 7:00~24:00
最大収容数: 普通車300台

【第4駐車場(一中学校グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市滝の上町9-22
営業時間: 9:00~24:00
最大収容数: 普通車250台
無料シャトルバス運行: 10:00~23:00

【第5駐車場(花の木小学校グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市上町2丁目21-37
営業時間: 9:00~24:00
最大収容数: 普通車300台

【第6駐車場(二中学校グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市上町3丁目13-48
営業時間: 9:00~24:00
最大収容数: 普通車450台

【第7駐車場(秩父ミューズパーク)】
住所: 埼玉県秩父市久那637-2
営業時間: 9:00~24:00
最大収容数: 普通車500台
無料シャトルバス運行: 10:00~23:00

【第8駐車場(影森グラウンド)】
住所: 埼玉県秩父市上影森217-1
営業時間: 9:00~24:00
最大収容数: 普通車300台
無料シャトルバス運行: 10:00~23:00

秩父夜祭はどんな祭り?

秩父夜祭は、秩父神社の例大祭で、秩父地方の総鎮守です。

この祭りは、「山・鉾・屋台行事」の中で全国で33件あり、その1つとして「秩父祭りの屋台行事と神楽」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。

歴史は古く、300年以上にわたります。

地元では「夜祭」「妙見さま」として親しまれ、かつての盛んだった絹織物の時代には「絹大市(きぬのたかまち)」とともに大々的に行われていたと伝えられています。

現代でもその祭りの盛り上がりは健在で、当日は太鼓と囃し手の声に乗り、美しい彩りの笠鉾2基と屋台4基の山車が町を巡ります。

夜空には派手な花火が打ち上げられ、まばゆい光景が広がります。

山車は街を巡るだけでなく、屋台の両脇には張り出し舞台があり、屋台芝居(秩父歌舞伎)や、屋台での長唄演奏や踊りなどが繰り広げられる「曳き踊り」も行われます。

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