鞍馬の火祭り【2024】見どころや時間や場所と歴史やアクセスに駐車場など詳細情報

京都三大火祭の一つであり、また京都三大奇祭にも名を連ねる鞍馬の火祭は、京都市の北部、鞍馬地域で毎年10月22日に由岐神社で開催される伝統行事です。

由岐大明神が朱雀天皇の命により940年に京都御所から鞍馬へと移された際に始まったとされるこの祭りは、鴨川の葦を用いた松明と篝火で神を迎える行列が特徴です。

通常は鞍馬寺へと直行することが多いのですが、この度は散策してみることにしました。

火祭の日には、地域内の各家庭が「宿」と呼ばれ、玄関前に松明を飾ります。

これは祇園祭中の屏風祭を彷彿とさせる風景です。屏風祭は山鉾巡行の前哨戦として知られ、「動く美術館」の異名を持ち、通称「静の美術館」とも呼ばれます。

この行事では、個人宅が秘蔵する屏風や美術品を展示し、通りから人々が鑑賞できるように窓の格子を外すのが伝統です。

鞍馬の火祭り2024時間や場所など基本情報

鞍馬の火祭り2024開催概要は以下となります。

【開催日】
2024年10月22日(火)
※雨天決行

【時間】
18:00から24:00

【場所】
京都鞍馬 由岐神社
京都市左京区鞍馬本町1073番地

公式サイトはコチラ>>

鞍馬の火祭り2024アクセス

【場所】
京都鞍馬 由岐神社
京都市左京区鞍馬本町1073番地

【電車】
叡山電鉄 鞍馬駅下車、徒歩5分

【車】
名神高速道路京都南インターチェンジから堀川通を北上し、御園橋、京都産業大学・鞍馬街道を経由し鞍馬方面。
約50分

鞍馬の火祭り2024駐車場

専用駐車場は用意されていません。

近くの駐車場をいくつか紹介します。

【都市出町駐車場】
京都市上京区青龍町231
収容可能台数 159台
駐車可能時間 4:30から翌日の1:00まで
駐車料金 30分 150円(1日最大1200円)

【リパーク出町柳駅北】
京都市左京区田中上柳町39
収容可能台数 約40台
駐車可能時間 24時間
駐車料金 30分 200円(1日最大900円)

【タイムズ大本山百萬遍知恩院】
京都市左京区田中門前町103
収容可能台数 約69台
駐車可能時間 24時間
駐車料金 40分 200円(1日最大600円)

【梶井町パーキング】
京都市上京区梶井町449
収容可能台数 約110台
駐車可能時間 7:30から22:00まで
駐車料金 20分 100円(6時間1000円、2時間1800円)

鞍馬の火祭り2024交通規制

以下の区間で車両の通行止めになります。

京都府道京都広河美山線「かじか橋西詰から貴船口」

22日(火)15:00から23日(水)1:00まで

交通規制の詳細はコチラ>>

鞍馬の火祭り歴史や民族衣装など見どころ

「鞍馬の火祭り」とは、毎年10月22日に開催される京都を代表する三大奇祭の一つです。

この祭りの起源は、940年(天慶3年)にまで遡り、それは由岐神社が京都御所から鞍馬へと正式に移された時に始まります。

この際、平安を祈願し北方向からの還宮が行われました。

遷宮式では松明や神具を持った長い行列が形成され、その壮大さが鞍馬の住民たちを感動させ、それが後世に伝えられるきっかけとなりました。

祭りでは「神事にまいらっしゃーれ」との声がかけられると同時に松明に火が灯され、「サイレイ、サイリョウ」という掛け声を響かせながら松明を持って練り歩きます。

松明から飛び散る火の粉とその進行は壮観です。

また、注目すべきは「チョッペンの儀」という独特の行事です。

これは、神輿の担ぎ棒に男性が逆さまに吊るされる儀式で、狭い参道を通る際の奇妙な光景は見る者を魅了します。

参加者たちは特有の民族衣装を纏います。男衆は黒い繻子のふんどしをきつく締め、白い飾りをつけ、短い上衣を着用し、白い布で肩から腕を覆います。

脚は脚絆と黒い足袋に武者草鞋を履き、露出が多いため松明の火の粉が直接当たる緊張感もこの祭りの特徴です。

この祭り独自の掛け声やチョッペンの儀は他の祭りでは見られない貴重な体験であり、その独特の雰囲気を直接感じることが推奨されます。

鞍馬の火祭り2024まとめ

鞍馬の地が火花で照らされる壮大で美しい火祭りです。

この祭りは毎年10月22日に行われ、京都三大奇祭の一つに数えられています。

この行事の始まりは940年(天慶3年)に遡り、由岐大明神が皇室の御所から鞍馬へと移された際、村の人々が地の守り神である八所明神を神輿に乗せ、数多くの松明を手に迎えたとされる伝承に基づいています。

祭りは由岐神社及びそれに続く鞍馬街道を中心にして行われ、勇壮な「サイレヤ、サイリョウ」という掛け声と共に、松明の炎によって鞍馬の里が次第に燃え上がる姿が見られます。

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