毎年中秋の明るい月夜に、地元の伝統ある「十五夜祭」が盛大に開催されます。
この祭りは、日向市の中心部と日向市駅前交流広場で行われ、県北三大祭りおよび日向三大祭りの一環として知られています。
伝統的な見立細工や花屋台が献納されるほか、地元の舞踊隊が華麗なダンスを披露します。この祭りの起源は、富高八幡宮の祭事に遡ります。
富高八幡宮は約800年前に創建されました。
壇ノ浦の戦い後、平家を追う形で椎葉へと向かった那須与一と工藤祐経という二人の武将が、鶴ヶ岡八幡宮から分霊を勧請し、兵士たちの士気を高めるためにこの社を設立したとされています。
時が経つにつれ、地元の住民たちによって五穀豊穣と収穫に感謝する祭りとして発展し、今日に至るまで受け継がれています。
十五夜祭は、地元はもちろん、県外からも多くの人々が訪れ、賑わいを見せる祭りとして、広く親しまれています。
日向十五夜祭り2024いつ？時間や場所など基本情報
2024年の日向十五夜祭りは、10月12日（土）の前夜祭を皮切りに、翌13日（日）に本祭が日向市中心市街地で行われます。
この祭りは800年を超える長い歴史を持ち、日向市の文化的伝統の一環として重要な位置を占めています。
毎年、中秋の名月を迎える時期に開催されるこの祭りは、五穀豊穣と収穫への感謝を祝うイベントであり、日向市を代表する三大祭りの一つとして広く知られています。
【開催日時】
前夜祭 2024年10月12日（土）11：00～20：45
本祭り 2024年10月13日（日）11：00～20：45
【場所】
日向市中心市街地
〒883-0044 宮崎県日向市上町10736番15
日向十五夜祭り歴史や十五夜音頭の総踊りなど見どころ
日向十五夜祭り2024のルーツは、約800年前にさかのぼる富高八幡宮の創建にあります。
壇ノ浦の戦い後、平家一族が宮崎県の椎葉村まで逃れてきました。この平家を追う形で、那須与一と工藤祐経の二人の武将が、源氏の士気を鼓舞するために鎌倉の鶴岡八幡宮から勧請し、富高八幡宮を建立しました。
この富高八幡宮の祭礼が、日向十五夜祭りの起源とされています。
祭りは文治年間（1185～1190年）に初めて開催され、その後一時中断しましたが、文政10年（1827年）に再興されました。
この祭りは、五穀豊穣と収穫に感謝する意味合いを持ち、中秋の名月の時期に毎年行われています。
現在、日向十五夜祭りは日向三大祭りの一つとして数えられています。
2024年の祭りのハイライトには、地元市民が「シャンシャンリッツ トテレッタ」という軽快な囃子に合わせて踊る十五夜音頭の総踊りがあります。
また、メイン通りでは舞踊隊のダンスパフォーマンスや、特設ステージでの歌とダンスのイベントが楽しめます。
日向十五夜祭り2024屋台など露店の出店ある？
日向十五夜祭りには、さまざまな屋台や露店、キッチンカーが並びます。
これまでの祭りでは、焼き鳥や焼きそば、クレープ、お好み焼きといった屋台の定番メニューから、宮崎の特産である唐揚げなどの地元グルメも楽しめました。
2024年の祭りでは、どのような屋台が出店するか、今から期待が高まりますね。
日向十五夜祭り2024アクセス
【場所】
日向市中心市街地
〒883-0044 宮崎県日向市上町10736番15
【電車】
JR九州 日豊本線 日向市駅 徒歩約1分
【車】
東九州自動車道 日向IC 国道10号経由 3.5km 約5分
日向十五夜祭り2024駐車場
日向十五夜祭り会場近くの約300台分の駐車場が臨時無料駐車場が用意されています。
日向十五夜祭り2024まとめ
「日向十五夜祭」として知られる宮崎県北部の一大行事が、日向市の中心部で2日間にわたり展開されます。
この祭りは富高八幡宮の祭礼に起源を持ち、五穀豊穣と収穫の感謝を祝うもので、中秋の名月を迎える日にちなんで「十五夜さん」として地元民に親しまれています。
若者たちが入厄・中厄・晴厄として神輿を担ぎ、日向市駅西口から市街地を練り歩く伝統があります。
街中では、「シャンシャンリッツ トテレッタ、シャンシャンリッツ トテレッタ」という明るい囃子とともに十五夜音頭の総踊りが行われ、メイン通りではダンス舞踊隊が魅力的なパフォーマンスを披露します。
さらに、特設ステージでは、音楽やダンスによるエンターテイメントが提供され、訪れた人々に楽しい時間を提供します。
