お熊甲祭【2024】時間や場所に歴史や由来と島田くずしに枠旗と猿田彦やアクセスに駐車場など詳細情報

「熊甲祭」とは、七尾市中島町で伝統的に行われる特異な祭典です。

熊甲祭は、国の重要無形民俗文化財にも認定されている枠旗祭りであります。

この祭典は、アジア大陸から来た神を祭る久麻加夫都阿良加志比古神社(くまかぶとあらかしひこじんじゃ)の年間行事として、毎年9月20日に実施され、「二十日祭り」とも称されています。

地域の各集落に存在する19の小社から神輿が繰り出し、天狗の面をかぶった猿田彦が先導して、20メートルの真紅の大枠旗や祭具を伴いながら、「イヤサカサー」という掛け声と共に、鉦や太鼓の音色で賑わいを見せつつ、神社本社に向かいます。

全ての神輿が拝殿に入ると、本社での奉幣式が始まり、若者たちが鉦や太鼓を力強く演奏し、それに合わせて猿田彦が神社境内で激しく舞います。

加茂原の旅所では、神輿が3周のお練りを行い、速やかに回る「早廻り」や枠旗を地面ギリギリまで傾ける「島田くずし」という難技を披露し、祭りはクライマックスを迎えます。

お熊甲祭2024時間や場所など基本情報

石川県七尾市中島町に由緒あるお熊甲祭が、今年は特別に2024年9月21日(土)に開催されることが決定しました。

この祭りは、国の重要無形民俗文化財にも選ばれている枠旗祭りで、アジア大陸から伝わった渡来神を祭る久麻加夫都阿良加志比古神社の主要な祭典です。通常は9月20日に行われるため「二十日祭り」とも呼ばれていますが、今回は21日に開催されるのでご注意ください。

お熊甲祭は、朝7時からスタートし、各集落からは装飾された神輿と共に、祭り衣装を身にまとった参加者が奉幣宿を出発します。

神輿の移動中、神主が神輿に神様を迎えるための儀式を執り行います。

8時には、神社への入場が順次始まり、猿田彦が拝殿の階段を「メン棒」で力強く叩き、神輿の到着を示します。

神輿と枠旗が拝殿前を通過する様子は約2時間続き、多くの観衆の目を引きます。

午前10時30分からは奉幣式が行われ、19の末社からの神輿が全て参加し、猿田彦の舞と38組の鉦と太鼓の演奏が進行します。

猿田彦のダイナミックな舞いと同調する鉦と太鼓の演奏は、非常に迫力があります。

奉幣式が終了し、12時頃からは本社の神輿が出発し、700メートル先の加茂原にあるお旅所へと向かいます。

午後2時から5時まで、本社の神輿に続いて末社の行列が続きます。

末社の最後の一団が14時頃に境内を出発すると、その直後には多くの末社がお旅所に到着し始めます。

深紅の枠旗と金色に輝く神輿が一列に並ぶ様は、見る者を魅了する壮麗な光景です。

【開催日】
2024年9月21日(土)

【場所】
中島町宮前(久麻加夫都阿良加志比古神社)

【スケジュール】
午前7時頃~ 道中

午前9時頃~ 場内参入

午前10時30分頃 奉幣式

正午頃~ 神輿渡御 本社神輿 出陣

午後2時頃~午後5時頃 お旅所

公式サイトはコチラ>>

お熊甲祭2024屋台など露店の出店ある?

2024年のお熊甲祭りでの屋台出店についての情報はまだ公開されていません。

ただし、毎年、お熊甲神社へと続く境内では、様々な屋台が設けられており、たこ焼きや焼きそば、りんご飴といったお祭り定番の美味しい食べ物が提供されています。

当日にどのような屋台が出るかは、祭りの醍醐味の一つとして楽しみにされています。

お熊甲祭の歴史や由来に猿田彦の先導や島田くずしなど見どころ

お熊甲祭においては、町内の19の末社から発進する神輿が、天狗の面をつけた猿田彦を先頭に、約20メートルの真紅の大枠旗や祭具を引き連れ、賑やかな「イヤサカサー」の掛け声と共に鉦や太鼓の音色を響かせながら神社本社へと向かいます。

全ての神輿が拝殿に入ると、本社で奉幣式が行われ、若者たちが鉦や太鼓を激しく打ち鳴らす中、猿田彦が神社の境内を華麗に舞います。

加茂原のお旅所では、神輿が3周するお練りが実施され、早回りや枠旗をぎりぎりまで地面に近づける「島田くずし」という華麗な技が見せられ、祭りのハイライトとなります。

猿田彦は日本神話に登場し、天照大神の孫である瓊瓊杵尊が降臨した際に道案内をした神とされています。

特徴的な赤い顔と高い鼻を持ち、祭りでは鉦や太鼓に合わせて踊る姿が観客に喜びを与えます。

祭りの行列は、金幣、社名旗、猿田彦、2組の鉦・太鼓、お道具、奉幣、神輿、枠旗という順序で進み、70人近い参加者が必要とされる大規模なものです。

「島田くずし」という名の由来は、長い枠旗を持ちながら地面すれすれまで下げる技術で、祭りで最も盛り上がる瞬間です。

その名は、かつて大旗の先端が島田髷(日本髪の一種)を結った女性に触れて髪型が崩れたエピソードに由来しています。

お熊甲祭2024アクセス

【場所】
中島町宮前(久麻加夫都阿良加志比古神社)

【電車】
のと鉄道七尾線「能登中島駅」から車で約5分となり、毎年お熊甲祭当日にはシャトルバスが能登中島駅から出ている

【車】
里山海道の横田ICよりすぐ

お熊甲祭2024駐車場&シャトルバス

以下の臨時駐車場が用意されています。

【中島祭り会館駐車場】
〒929-2226 石川県七尾市中島町横田1-148

【中島小学校】
〒929-2223 石川県七尾市中島町上町26-2

【中島地区コミュニティセンター熊木分館】
〒929-2223 石川県七尾市中島町上町ヲ113

【中島地区コミュニティセンター】
〒929-2222 石川県七尾市中島町中島甲170

シャトルバスの案内はコチラ>>

お熊甲祭2024まとめ

この祭りは国により重要無形民俗文化財に認定されており、古来からの風習が色濃く残る行事です。

天狗の面をつけた猿田彦が、鉦と太鼓のリズムに合わせて舞い、19台の神輿を神社に向けて導く役割を果たします。

青年たちは、「イヤサカサー」という掛け声を上げながら、約20メートルの高さを誇る巨大な枠旗を担ぎ、力強く町を練り歩きます。

見所は主に二つに分かれており、午前中は熊甲神社(久麻加夫都阿良加志比古神社 本社)での「境内参入」および「奉幣式」が行われ、午後は旅所での「お練り」や「島田くずし」と呼ばれる技が披露されます。

特に「島田くずし」は、約20メートルの枠旗をほぼ地面に触れるほど低く傾ける技で、祭りのクライマックスとされています。

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