ラベンダーを種から育てると、さまざまな特徴を持つ花が成長します。
他の園では同一品種のラベンダーが広がる一方で、こちらの農園では多様な色や形、大きさのラベンダーが楽しめます。
種から育てたラベンダーは毎年同じ土地で育てると花付きが悪くなるため、丘の風景は毎年異なる模様を見せます。
さらに、赤や紫、白のサルビア、アマランサス、ストロベリーなど、多くの花種が栽培されているため、斜面に広がる花畑はまるで虹のような美しさを誇ります。
かんのファームのラベンダー2024開花状況や見頃の時期いつ?
かんのファームにおけるラベンダーの見頃は、通常7月の初め頃から始まります。
富良野の中心部に比べて標高が高いため、かんのファームのラベンダーの最盛期は少々遅れが見られ、8月初旬までその美しさを堪能することが可能です。
この年も、従来と変わらず、8月の初めまでかんのファームのラベンダーが見頃を迎える見込みです。
かんのファーム(富良野&美瑛)へのアクセス
【場所】
かんのファーム
〒071-0512 北海道空知郡上富良野町西12線北36号 沿い
【電車】
JR美馬牛駅より徒歩10分
【車】
旭川空港より車で30分
JR旭川駅より車で40分
JR富良野駅より車で30分
札幌中心部から約2時間20分(道央自動車道 滝川IC経由)
【入園】
入園料:無料
営業時間:6月中旬~10月中旬 9:00~17:00
定休日:期間中無休
かんのファーム(富良野&美瑛)の駐車場
100台収容可能な無料駐車場が用意されています。
かんのファームのラベンダー2024種類や見どころと楽しみ方
「かんのファーム」は北海道旭川市南東部に位置し、北海道中央部の上富良野町にある観光農園です。
国道237号線、通称富良野国道沿いに位置しており、アクセスが良好で、上富良野町と美瑛町の間の丘陵地帯に広がっています。
農園は約8.5ヘクタールの広さで、標高300メートルの小高い丘に位置し、ラベンダーをはじめとする色とりどりの花々が植えられています。
「かんのファーム」では、「濃紫3号」や「おかむらさき」といった早咲きと遅咲きのラベンダー、さらにグロッソ(ラバンジン)も栽培されており、多様な種類のラベンダーが観賞できます。
実生栽培を採用しており、種から育つラベンダーは、毎年同じ場所で栽培すると花がうまく咲かないため、農園の風景は毎年変わります。
「濃紫3号」は「早咲き3号」とも称され、富良野で広く知られたラベンダーの品種であり、その健康的な成長と早い開花が特徴です。
この品種のラベンダーは、開花前の蕾が特に紫が濃く、開花直前にはより一層の青みを帯びるため、観賞用として人気があり、ドライフラワーやリースにもよく用いられます。
また、「おかむらさき」は香りが高く評価され、香料やオイルの原料としても利用される遅咲きの品種で、花色が鮮やかで茎が長いのが特徴です。
グロッソは強い香りが特徴で、15cmほどの長い花穂をつけることがあります。
乾燥後も色褪せが少なく香りが持続するため、ポプリやドライフラワーに適しています。
かんのファームは、富良野の市街地より標高が高いため、ラベンダーの見頃が通常より約1週間遅く、8月上旬まで楽しむことができます。
ラベンダー以外にも、赤サルビア、紫サルビア、白サルビア、アマランサス、ストロベリーフィールドなど、多種多様な花が植えられており、緩やかな斜面に広がる彩り豊かな花々は、北海道の空に映える虹のような景観を作り出しています。
農園内には「カントリーショップきんこんかんの」があり、アイスクリームやジャガイモ料理、土産物などを販売しており、収穫したじゃがいもやとうもろこし、ラベンダーラムネやラベンダーソフトクリーム、ドライフラワーやリースなどのラベンダーグッズも揃えています。
農園では実生のラベンダーの苗も販売しており、その多様な色や香りを自宅で育てるのも一興です。
かんのファームは、美瑛の中心部から約8kmの位置にあり、最寄り駅の美馬牛駅周辺には深煎りコーヒーの専門店や北海道産小麦を使ったパン屋などがあり、訪れた後は、素晴らしいコーヒーと香ばしいパンでリラックスすることがおすすめです。
また、近くにはクリスマスツリーの木や四季彩の丘などの観光スポットもあり、訪れる価値があります。
かんのファームの5本の木(嵐の木)
かんのファームの近くには「嵐の木」として知られる人気の観光スポットがあります。
この名前は、人気アイドルグループ嵐のメンバー数と同じ5本のカラマツが、日本航空のCM撮影で使用されたことにちなんで名付けられました。
このCMには嵐が出演しており、かんのファームの駐車場からもその木々を見ることができます。
以前は無断での立ち入りやゴミの放置、不法駐車が問題となり、外観を変更するために一時的に木の本数を5本から7本に増やされたことがあります。
しかし、現在は再び5本に戻されています。
多くの人々がやはり「嵐の木」は5本が似合っていると感じています!
かんのファームのラベンダー2024まとめ
美瑛から上富良野にかけての国道を走ると、約60種類の花、ハーブ、野菜が色とりどりに丘を装飾します。
ラベンダーを含む10種類ほどの植物が栽培されており、秋の収穫期まで続く多彩な風景が広がる農園です。
通常のラベンダー観光園とは異なり、ジャガイモやかぼちゃの畑が特有の景観を形成しており、かんのファーム特有のものです(訪れる際は畑への立ち入りは厳禁です)。
また、農園内には自家製の花を用いたフラワーリースや花の苗、農産物の販売所があり、8月から10月にかけては摘みたての新鮮な茹でとうきびが大変人気で、その甘さとジューシーさが訪れる人々を魅了します。